サンザシ

学名:Crataegus cuneata Siebold et Zucc.
科名:バラ科
用部:偽果
生薬名:山査子(さんざし)
用途:下痢、食欲不振、消化不良
漢方薬:啓脾湯、加味平胃散
説明文:
北半球の温帯に分布する落葉性で高さは1.5mくらいの低木。枝は分岐が非常に多く、小枝が変化した棘も多い。4~5月に白い五弁の花を枝先に咲かせる。「さんざしの花」は春の季語。果実は黄色の偽果で、上部に萼片が残り、9~10月には赤色に熟す。
古くから民間薬、食用として重宝されている。赤く熟した果実を乾燥させたものは生薬の山査子(さんざし)で健胃剤として消化不良を改善する。

前の記事

サルナシ

次の記事

サンショウ