アカネ

 

学名:Rubia argyi (H.Lév. et Vaniot) H.Hara ex Lauener et D.K.Ferguson
科名:アカネ科
用部:根
用途:通経、止血
生薬名:茜草根(せんそうこん)
説明:
本州以南の道端や林縁の藪に、良く見られるつる性の多年草。つるは長さ1~3mに伸び、分岐した茎は四角く、下向きに細かい刺があり、他の草木に絡まる。先の尖った長卵形の葉が4枚輪生する形が独特で目立つ。ただ、そのうち2枚は托葉が変化したもので、実際は対生である。古くから根を乾燥させ、赤い染料とすることから、赤い根でアカネになったとされる。今でも「茜色の夕焼け」と使うことがある。根を乾燥したものを生薬名「茜草根(せんそうこん)」といい、煎じて通経、止血、利尿、強壮に用いる。根を健康酒としたり、若葉を食用にしたりもするが、妊婦や胃腸が冷えやすい人への使用は避けた方が良いとされている。

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