キツネノマゴ

学名:Justicia procumbens L. var. procumbens
科名:キツネノマゴ科
用部:地上部
用途:鎮痛、解熱、腰痛に浴用料
生薬名:爵状・床(しゃくじょう)
説明:
本州〜九州の道ばたや林縁に生える。開花時期は8月~10月、うすい赤紫色で真ん中に白い星形の模様の入った小さくかわいらしい花を付ける。白い模様は蜜標といい、昆虫に蜜の場所を示す。茎は枝分かれしやや斜めに立ち上がりながら生え、高さは10~40cm程。茎には節があり、節ごとに長めのたまご型の葉をつける。開花の後には花尾が伸び、細長い茶色い実をつける。乾燥させ煎じたものは腰痛、風邪などに薬効があるとされているがあまり用いられない。清の時代には目薬としても利用されたという。名の由来は、 花の形や花の穂がキツネの顔や尾に似ている、小さくてかわいい花を孫にかさねたなど諸説あるが、定かではない。

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