ハハコグサ

学名:Pseudognaphalium affine (D.Don) Anderb.
科名:キク科
用部:全草
用途:鎮咳、去痰、喉の腫れ
生薬名:鼠麹草(そきくそう)
説明:
日本全国の日当たりの良い畑地、路傍などにごく普通に見られ春から初夏にかけて黄色の小さな頭状花をつける越年草である。全体が白い綿毛に包まれていて白っぽく見え、葉は細いヘラ形で互生する。春の七草の一つ御形(ゴキョウ・オギョウ)はこのハハコグサのことである。名前の由来には諸説あるが、一つには全体を覆う白い綿毛がほうけ立つことから「ホウケグサ」となり、これが「ホウコグサ」となり「ハハコグサ」となったといわれている。開花期に全草を天日で乾燥させた生薬「鼠麴草ソキクソウ」として、煎じて鎮咳・去痰、のどの腫れなどの薬として使用する。

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