コハコベ

学名:Stellaria media (L.) Vill.
科名:ナデシコ科
用部:全草
用途:利尿、浄血、催乳 歯茎からの出血
生薬名:繁縷・蘩蔞(はんろう)
説明:
全国で見られる越年性の一年草。ミドリハコベ、ウシハコベを含め単にハコベと総称する。春から夏にかけて地面に這うように盛んにはびこり、花径直径5mm程度のとても小さく白色5枚の花びらである。花びらは深い切れ込みが入って10枚あるかのように見える。春の七草の一つで、野菜として食用とするほか、鳥の餌としても用いられる。平安時代の本草和名には、「蘩蔞」(はんろう)和名は波久倍良(はこべら)」と記載がある。薬用としては産後の浄血や催乳薬、利尿、胃腸薬、湿疹などに用いられたほか、ハコベ塩にして歯磨きに使用し、歯茎からの出血、歯槽膿漏の予防に用いられる。

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